塩抜きが味の決め手!休日気ままにベーコン作り
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もとです。
最近は、熟成肉がブームですね。
熟成肉といっても定義はさまざまですが、熟成といえば、燻製などがイメージとしてピンとくるのではないでしょうか。
休日、ホームセンターに売られている燻製器を使ってベーコン作りに挑戦しましたので、そのレシピをシェアしたいと思います。
ベーコン作りにおいて、何といっても塩分が味の決め手!
今回は、海水のミネラル豊富で口当たりががまろやかな、石垣の塩を使ってみました。
現地に行かなくても今はネットで買えるので便利ですね(^^)
【材料】
・豚バラブロック肉 500g
・石垣の塩 20g(肉重量の約4%)
・砂糖 10g(肉重量の約2%)
・ブラックペッパー(粗挽きコショーなど) 少々
・ホワイトペッパー 少々
・あと、お好みのハーブとか 適量
(分量はだいたい適当です(笑)。)
ブラックペッパーとホワイトペッパーはお好みで。(なくてもよいです。)
豚肉は長期間冷蔵保存しますので、できるだけ鮮度の良いものを選びましょう。
赤身と脂身のバランスが良いものがベストですね。
鹿児島産黒豚バラブロックです。鮮度バッチリです。
まずは、豚肉に塩・ペッパー・砂糖などの調味料をすり込みます。ここは念入りに。
しっかりすり込んだ後は、ジップ袋に入れ、空気を抜いて冷蔵庫で4~5日ほど寝かせます。
(寝かす期間が長いほど味がしっかり染み込みますが、素材を傷めないよう注意!)
お肉にしっかり塩分を浸透させます。
寝かせた後は、お肉を流水につけて5時間くらいを目安に塩分を抜いていきます。
水道代がもったいないので、水は蛇口からチョロチョロと出す程度でよいです。
この塩抜きが味の決め手になりますので、何回か肉の端を切って、焼いてみて味をみてください。
(燻煙で味が濃縮しますので、味はちょっと薄いくらいがいいです。)
塩抜きがしっかりできていないと、しょっぱすぎてとても食べられないベーコンに仕上がります…。
塩抜きができたら、表面の水気を飛ばすために、冷蔵庫に一晩寝かせます。
冬の寒い時期でしたら、ネットに入れて扇風機の風を当てて水気を飛ばすのもいいかもしれません。
肉の表面に水気があると、水分と煙の成分が結びついて酸味になり、燻製した時に酸っぱい味がしますので要注意!
水気が飛んでしっかり乾燥したら、いよいよ燻製の準備♪
ホームセンターに売っている、燻製器を使ってみました。
肉をS字フックで吊るします。
ホームセンターに売っている「スモークウッド(サクラ)」を着火させ、じっくりと燻します。
スモークチップでもいいですが、スモークウッドは一度火がついてしまえば、火種がなくても勝手に燃えてくれますのでラクです。
煙の量と温度にもよりますが、3時間くらいが目安でしょう。
煙の量がすさまじいです。燻煙する際は近所迷惑にならないよう、周りを確認してから行いましょう。
色付きが足りない場合は、少し時間を延ばしてもいいかと思います。
ほどよく茶色く色づいたら完成です。
燻煙の香りがプンプン漂います(笑)
お…おいしそう…。
まだ熱を持っているので、脂テッカテカでぷよんぷよんします。まるで焼き豚のようです(^^;;
粗熱を取って、冷蔵庫で一晩寝かせれば、味が引き締まったベーコンが出来上がります。
肉が硬くなってカットもしやすくなります。
切ってみると断面はこんな感じ。
見た目ベーコンっぽくないですが、しっかりベーコンの味になっていました。
こんな肉厚なベーコン初めて…(^^;;
「ハウルの動く城」に出てくるワンシーンのように、ベーコンエッグにして食べました(笑)
サクラ燻製の香りが口いっぱいに広がって、芳醇な味わいでした(^^)
ワインやウイスキーのアテに最適です。
ベーコン作りで一番難しく、味を決めるうえで重要なのは、やはり塩抜きだと思いますが、味覚を頼りにして何度も味を確かめていけば、好みの味に仕上がると思います。
ぜひ休日気ままにチャレンジしてみては!?